わたしは細胞、みんなで一つのいきもの 一晩だけの音と光の祭典に、増上寺へ行ってまいりました。オリンピックイヤーを文化の祭典にもしよう、ということで開催された ‘TOKYO TOKYO Festival Special 1…
カテゴリー: 2019年
目録:ポップを食い破る『バスキア展 メイド・イン・ジャパン』
脳の屋根裏部屋 いったい、この人の頭の中で、何が爆発しちゃったんだろう、ね? ため息のように、そんな言葉がついて出た。5分間ほど息を詰めてその大作ペインティングを見ていた友の横顔をみると、彼女も言葉なく、ただ頷いた。 東…
目録:追いつくことができないもの『カルティエ、時の結晶』
日本古美術とジュエリー 足もなければ羽もなく体もなくて見えもせず聞こえもしないで早く飛び決して追いつくことはないものなあに? 六本木の新国立美術館で開催中の『カルティエ、時の結晶』展へ。会場構成は、杉本 博 & …
『PETER SCHLESINGER SCULPTURE ピーター・シュレシンジャー 作品集』
18才のサマースクールでホックニーに出会った人。 時が経ってみると、あの時のあの青年がこう成ったかと思うことがある。 ピーター・シュレシンジャーという名前のアーティストは、近年までよく知られてなかった。だけど、デヴィッド…
目録:手塚愛子展 『Dear Oblivion – 親愛なる忘却へ -』
解いて、糸に戻る。糸が、また織られる。 織物は横糸と縦糸が交差することで布地となり「模様」や「絵」が浮かび上がる。その歴史は長く、敷物・寝具・衣服といった日常品でもあり、タペストリーとして芸術的にも用いられてきた。 そう…
衣服空間:メゾン フランシス クルジャンの香水・ウード
夢の飛び道具 香りは、まどろみと共にある。 まどろみとは、顕在意識が消失して、夢うつつに入っていく間のことだ。その時、「ああ、これ」としか言いようがない、イメージとも言葉とも音ともつかない膨大な記憶のかたまりにアクセスが…
ブック・ラバーズの巡礼:『DISOBEDIENT BODIES by JW Anderson』
「この本、面白いんですよ」 デザインチーム、Semitransparent Design(セミトラ)のデザイナー田中くんと打ち合わせしていた時に教えてもらったのが、これ。 ファッション・デザイナー、ジョナサン・アンダーソ…
日本の芸術を愉しむ:尾形光琳【六曲一双屏風 燕子花図 】
日本最高峰の芸術の1つ 毎年、燕子花(かきつばた)の花が咲く時期だけに、期間限定公開される日本最高峰の芸術の1つ。それは、何でしょう? 教科書にも必ず載ってる尾形光琳の国宝【六曲一双屏風 燕子花図 】(ろっきょく いっそ…
美術館に行こう:エルミタージュ幻想
勉強も家事は、スマホやAIで済むようになってきました。では、人は余裕ができた時間で何を生み出すか?そこで、本質的に考えて行動する力を鍛える方法に注目が集まっています。リアルな体験をすることで、あえて「脳と体を使う」ことで…
衣服空間: シャネルとジャージー素材
あなたは、どういう時に「服を買おう」と思いますか? いつも着ているスーツや休日のイージーウェアがヨレてきた時?トレッキングするための機能的で軽い専門的なウェアが必要な時?インスタで見た洋服がかっこよくて、ちょうどセールに…
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